子どもの乗るマウンテンバイクはどう選ぶ?
子ども用マウンテンバイクはこの記事では24インチ以下と定義します。マウンテンバイクは基本的に、悪路を走ることが想定されているので頑丈です。そのための扱いが下手な、子どもの乗る自転車としてはぴったりです。しかし、選び方で迷っている親御さんも多いと思います。そこでマウンテンバイクの選び方は
- どこをメインで走るのか
- サイズは適正か
- 予算はどの位か
などが挙げられます。子ども用マウンテンバイクとひと口に言っても様々です。大人用ほどの選択肢はありませんが、サスペンションの有無やタイヤの太さなど種類もそれなりに豊富です。
どこをメインで走るのか
まずどのフィールドをメインで走るのか決めましょう。街乗りがメインなのか、山がメインで走るのか、山も街も両方走るのか。この辺でだいぶ仕様が変わってきます。
街乗りメイン
街乗りがメインだったらサスペンションは入りません。マウンテンバイクの象徴的なサスペンションですが、街乗りだとメリットよりデメリットが目立ってきます。まず、重量が重い。サスペンションとアルミフォークでは、おおよそ1キロ前後重量が変わってきます。
段差の少ない街乗りは、軽いフォークの方が取り回しもしやすく、フラつかないので安心です。タイヤも太めなタイヤより、細めで軽いセンターリッジタイヤなどが適してます。ゴツゴツしたブロックタイヤよりも、走行抵抗が少ないので漕ぎが軽いです。
山メイン
山をメインで走る場合はサスペンションは付けた方が良いです。悪路を走る時の衝撃を吸収してくれます。サスペンションの種類にもコイル式とエアサス式があり、コイル式よりエアサス式の方が軽く、調整幅も広いのでおすすめです。
しかし子ども用のマウンテンバイクとなると、そのほとんどがコイル式になってしまうので、これは致し方ないところ。タイヤはもちろん太めのブロックタイヤがぴったりです。悪路でのグリップ力が抜群で、耐パンク性もピカイチ。山をメインで走る場合は必ず装着しましょう。
山も街も両方走る
この場合はサスペンションは装着しないでタイヤを太めのタイヤにしましょう。サスペンションが無いと山での凸凹がキビシイですが、そこは太めのタイヤがサスペンションの役割を担ってくれます。太いタイヤはエアボリュームがあるので多少エアを抜くことで、衝撃を吸収してくれます。
ただしサスペンションほどは効果が無いので注意です。サスペンションが無いことで街乗りでは快適、山では太いタイヤがグリップしてくれるので平均的にどっちも走れます。
適切な自転車サイズ
まずはメーカーが推奨する適正身長を参考にします。しかし適正身長内でも手が長い子がいたり、足の長い子がいたりとそれぞれ個性があります。実際に試乗をする事をおすすめします。自転車に乗り慣れてない子の場合は、両足がキチンと地に付いて、ハンドルの距離も離れて無いことがベストです。
補助輪ですがはじめは慣れるために付ける人が多いでしょう。しかしこれはやめたほうが良いです。補助輪を装着することによって補助輪離れが遅くなり、いつまで経っても補助輪がないと乗れない身体になってしまいます。
これは僕の経験談ですが、長男に初めて買った自転車には、補助輪を付けました。しかし補助輪なしで乗れるまでに、1〜2年かかってしまいました。この経験から次男に買った自転車は、はじめから補助輪なしで乗ってもらいました。
ここでポイントはペダルを付けないことです。イメージ的にはストライダーと同じ状態。この状態でひたすら足で地を蹴ります。自然とバランスをとるのですぐに感覚が身についていきます。実際これで1回1時間前後の練習で、3回目の練習で乗れるようになりました。
個人差は有りますが、ポイントは下り坂で練習すること。下りはバランスが取り易いので、乗れるスピードが早くなります。
僕の考える子ども用自転車
ここからは僕の独自の考えですが、子どもが小学生高学年になってきたら、大人用のXSサイズが射程圏内に入ってきます。僕が長男に初めて買った自転車は、16インチの子ども用自転車。この後サイズアウトしたので、次に24インチ自転車を買ったのです。
この辺りから僕もマウンテンバイクに興味が出てきて、自分のマウンテンバイクを購入します。目的はアウトドアでの使用。子どもたちと一緒に山を走りたいと思い購入しました。しかし子どもたちの自転車は長男24インチ、次男22インチのマウンテンバイクルック車でした。
ルック車とはマウンテンバイクの形はしてますがフレームに「悪路は走行できません」的なことが書いて有り、値段も20,000円前後で買えるマウンテンバイクの形をしたシティサイクル。必然的に山での使用は危険なので、すぐにちゃんと悪路も走れるマウンテンバイクの購入を考えました。
そこでまた24インチのマウンテンバイクを買っても、子どもが大きくなるので長くは乗れない。24インチの次に26インチがあります。ですが付いてるパーツと、この先何歳まで乗れるかを天秤にかけたところ、大人用のXSクラスのほうが長く乗れると判断しました。
メリットは
- 僕のマウンテンバイクパーツと互換性を持すことができる
- パーツが豊富でカスタムができる
- この先しばらく乗り続けることができる(身長にもよるけど20歳前後まで乗れると思う)
デメリットは
- 値段が高い
- 最初はフレームと身長のサイズが合わない。
そこで長男には小学4年生のときに、24インチを卒業です。そしてchargebikesのcookermidi1、リジットセミファットのマウンテンバイクを購入しました。定価で確か15万円くらいでしたが型落ちということも有り、安く購入できました。
この時の身長は確か140cmありませんでした。なのでシートポストを限界まで下げて、ハンドルの幅を少しカット、35mmのショートステムを装着することで、難なく乗れました。もちろん適正では無いですが、そのうち身長がフレームに追いつきます。
まとめ
お金がある人は、身長ごとに最適なサイズのマウンテンバイクを買えば、それが一番良いです。しかし、そこまでできる人はそんなにいないのでは無いでは?少なくとも僕にできなかったので、初期投資はかかりましたが最終的にはコスパは良いと思います。
ちなみに次男も小学4年生で「GT PANTERA」のXSサイズを乗っています。大人のマウンテンバイクが乗れるようになればこっちのものです。ぜひ子供と一緒に野へ山へ行って駆け回ってください!
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